ナイフ
私の住んでいるアメリカ北東部の冬は長く厳しい寒さが続きますので、冬はキャンプは行いません。まだまだキャンプの季節は先ですので、キャンプに使用している物を紹介していきます。今日は、半分、趣味で集めているナイフです。趣味で金属模型工作をやっていることもあって刃物が好きです。
さて、キャンプで使用するナイフですが、正直、料理するのにナイフは要らないと思っています。料理するなら包丁が一番。ナイフは幅がありすぎて、肉を切るとかならまだしも、野菜などは切れません。私のキャンプ料理に使う刃物は、貝印の子供用包丁(こちらで My First Kitchen Knife と言って売られている物)と、Victorinox の Utility Knife です。特に、Victorinox のUtility Knifeは良く切れてお勧めです。難点はどちらも専用の研磨道具が必要なこと。とは言え、Victorinox の Utility Knife は安いので、新しく買った方が手っ取り早いです。
さらに薪割りもナイフでするものではないと思っていますので、実際のところナイフを使用するといったら、フェザースティックを作るとか、食料品のパッケージを切ったりと言った、別に無くても特に困らないものばかりだったりします。それでもどうしてナイフをキャンプに持っていくかと言ったら、刃物が好きだからです。特に手鍛造鋼鉄の刃物の光には目がありません。
こちらはキャンプでフェザースティックを作ったり、ちょっとしたブッシュクラフトで使用するナイフです。ジョージア州の個人でナイフ工房を営んでいる職人さんにシースも一緒に作ってもらいました。手鍛造鋼鉄製ゆえ、思い切り錆びて年中手入れが必要ですが、研げば切れ味抜群。お気に入りナイフの一本です。
残るナイフはすべて Folding Knife、折り畳みナイフです。ロック機構に安心を持てる Benchmade のナイフばかりを集めています。一番のお気に入りは、Crooked River ハンティングナイフです。これでステーキなど肉を切ると絵になります。重くて大きいので、正直ポケットに入れて使うには不便です。
Crooked River が大きくて EDC (Every Day Carry) 常時携帯ナイフとしては使いづらいと言うことで開発されたのが、こちら Mini Crooked River。ただし、常時携帯ナイフとしてはもったいなくてあまり使っていません。
Crooked River と Mini Crooked River の大きさの違いはこんな感じ。手に持つと、その重さ、大きさの違いがよくわかります。
私が常に使用しているナイフ、Bugout です。EDC、常時携帯ナイフとして設計されただけあり、軽量、薄型で本当に申し分ないナイフです。さすがベストセラーナイフです。ただし、軽量化のためScale内部を金属で補強していないので、キャンプで使用するには若干強度が心配です。そのためキャンプには持っていかないことが多いです。
こちらは、かなり前に乳がん患者支援のために販売された Mini Griptilian。乳がん患者支援カラーのピンクが鮮やかです。AIDS 患者支援の Red Products を始めとして寄付を伴った製品は集めることが多いです。他のナイフに満足していることもあって、購入しましたが使用したことはありません。他の折りたたみナイフが SV30鋼ながら、これは違うと言うことも使わない理由のひとつです。
最後にキャンプグッズ入れに常に入っているものの使わないナイフ、Victorinox と無名中国製の多機能ナイフです。多機能で便利でそれぞれの仕事はそこそこにできます。他にナイフを持ってない方にはお勧めできますが、すでに使い慣れたナイフを持っている方にはお勧めしません。やはり道具は使用用途にあったものを選んでこそだと思います。
私がナイフで薪割りをしないのも同じ理由でして、薪割りにはハチェットだと信念を持っています。後日、ハチェットも紹介します。
関連記事