買って失敗キャンプ用品、その4

吉田河馬歯

2020年07月30日 20:58

すごく安いからと言ってすでに持っている物を購入し、結局使わず無駄になる一例を紹介します。

キャンプに人気のロッジの鋳鉄製品。我が家でもダッチオーブン、スキレットを長いこと使用しています。ただものすごく重く、自宅内ではIHコンロを傷める恐れがあるので、普段はAll Clad のステンレス製の調理器具を使っています。ロッジ製品は小さな目玉焼き用スキレットを除いて、ほぼキャンプ専用品。

鋳物ですので元々安価なんですが、アウトレットに行くと鋳鉄がきちんとまわらずごく小さなへこみがある製品が超格安で売っています。値段に惑わされて購入したのが、10インチのキャンプダッチオーブンです。底に3本の脚が付いていて、キャンプ場のファイヤーリングなど安定性が悪い場所でも使いやすい設計になっています。代わりにコンロの上では脚が邪魔になって使いづらいです。



ふたの裏側は少しくぼんでいて、フライパン代わりに使うこともできます。でも、他にスキレット、鉄板があったらわざわざこれを使うことはありません。



チャコールブリスケットと呼ばれるおがくずを固めて作った炭の一種を使って調理するのに便利な設計になっています。我が家でも以前は自宅でブリスケットを使用してBBQをしていましたが、竈購入と共にブリスケットほどの熱量はないけどより良い味がでる木炭に替えました。ですので、ブリスケットを使って調理することはありません。

こちらは長いこと使用している10インチのダッチオーブン。一人で出かけるときは持って歩きませんが、煮物に、ちょっとした焼き物に大活躍です。



ふたの裏には突起が付いていて、水蒸気をため込んだら上から水滴を落として味加減を良くしてくれ、蒸し料理に特に効果的です。
キャンプ用ダッチオーブンにはこれが無いので味の差が多少ながらも出ます。



コンロの上での安定性に加え、味の差もあって、安く手に入れたもののキャンプダッチオーブンは一度も使うことなく地下室の肥やしになっています。
安いからと言って物欲に負けてほいほい買ってはいけないと反省しきりです。と言いながら、安さに負けていろいろ買っています…

おまけ。

一番活躍しているロッジの両面鉄板。さびらせていますが、調理すれば問題ありません。こちらの製品はコールマン・ツーバーナーの大きい方にぴったりサイズです。小さい方のツーバーナー用は調理面を少しでも確保するために持ち手位置が角にあります。
平たい面で焼き肉、目玉焼き。でこぼこの方でステーキ、焼きおにぎりなどを調理します。これ一枚で活用方法がたくさんあって重宝しています。これがあるがために後日紹介しますが、これまた使わない調理器具があります。





point to point の旅行時には鉄板の代わりにこちらのスキレットを持って歩くことが多いです。



ロッジ製品は調理中にこがしてしまっても、かなり手荒に扱っても壊れることなく、なにより安価ですのでキャンパーに人気なのも納得です。なお類似品も多く、粗悪品も出回っていますので、ご注意ください。でも、安いからと言って持っている物を買う必要はありません!


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